親と子の見える世界の違い きれいなどんぐりを拾いなさい
大人が思う"良い"ことは
子どもにとって良いとは限らないという話です。
以前こんなTweetをしました。
自分が良いと思ったものを
— みっけ (@mamamikke1) 2021年2月16日
みんなが良いと思うわけじゃない
でも逆も然りで
自分はそんなに良くない大したことないと思ったものが
他の人には凄く良いもの大したことだったりする。
みんなそれぞれ価値観が違うから
絶対は無い、決めつけない、押し付けない
と思う出来事が起きましたとさ!
学びだ✏️
このTweetは大人同士を想定していたものですが
子どもと大人の間でも同じだと感じる出来事がありました。
先日公園に行った際に
お父さんとそのお子さんがどんぐりを拾っていました。
そしてお父さんがお子さんに行った一言がとても印象的でした。
「きれいなどんぐりを拾いなさい。そのどんぐり、割れてて汚いよ」
一瞬そばを通り過ぎたときに聞こえた言葉なので
背景は分かりません。
お子さんがどんな反応をしたかもわかっていません。
でも、この声掛けは
大人はやりがちで、
私も日々気を付けようと思っていることで、
アンテナに立ったのだと思います。
きれいなどんぐりって何だろう。
果たしてきれいなどんぐりだけが価値があるのだろうか。
きれいなどんぐりに価値を感じているのは親だけなんじゃないか。
子どもも同じだろうか。
子どもにとって
割れているどんぐり=汚い
割れていないどんぐり=きれい
という見え方ではないかもしれない。
そもそも
割れているかどうかで区別していないかもしれない。
全て同じどんぐりだと思っているかもしれない。
他にも
大きさや色、重さなど
どんぐりの違いを見るための基準は色々ありますが、
子どもにとってどれが魅力的などんぐりかは分かりません。
もしかしたらどんぐりであれば全て魅力的かもしれないし、
大きいどんぐりが魅力的かもしれない。
魅力的などんぐりは子どもが選び取るものであって
大人が基準を与えるものではない。
どんぐりに限らず
いつもその視点を大切にしたいと考えています。
つい、「大人にとって良いもの=子どもにとって良いもの」と
決めつけて子どもに失敗させないように、遠回りさせないように
長い人生経験を持つ大人が先回りして誘導してしまいがちですが、
自分と自分以外の価値観が必ずしも合致するわけではない。
それは大人に限った話ではなく、
大人と子どもの間でも同じだと思います。
子どもに声掛けをする際には
価値観の決めつけ、押しつけになっていないか?
これを念頭にいつも置いておきたいと
改めて感じました。