歳を取ることへの嫌悪感がなくなったここ数年。価値観の変化。

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もうすぐ(といってももう少し先ですが)、

誕生日を迎え、

区切りのいい数字の年齢になります。

 

そんな年齢なので、

親から

「もうすぐ誕生日だけどどう?心境の変化はある?」と言われて

気が付いたことがありました。

 

それは、

歳を取るのが楽しみ!

と思っていること。

ここ数年の変化です。

 

ハタチを過ぎた頃から

誕生日は待ち遠しい日ではなくなりました。

誕生日が近づくと

「やだ〜また1つ歳取るわ〜。ほんと○○歳ってもう若くないよね〜響きが全然若くない。」なんて毎年のように友達と言っていました。笑

 

なぜ待ち遠しくないのか。

私にとって年齢が1つ上がることは

世間で言う"おばさん"になっていく階段をどんどん上っているようなもの。

老ける。老いる。

若かったころには当たり前にできたことができなくなるイメージ。

そんなイメージがちらつくから

歳を取ることは全然うれしくないこと。

 

それから他の理由もありました。

なんとなく自分の未来が見えていた気がします。

就職して、仕事をがむしゃらに頑張って、そのうち結婚するんだろう。

そこに淡々と突き進んで階段を登っていく。

それが当たり前。それが良い人生。

と無意識に考えていたように思います。

 

 

若さという武器を失い、

周りから遅れないように階段を登らなきゃという思いが付き纏い

年齢のリミットとの闘いをしていたようです。

 

 

でもここ数年は

ネガティブにとらえなくなっていて、

「私はまだこんなに若い年齢なの!?」

「早く歳を取らないかなぁ~(!?)」なんて思うように。

 

体感では

実年齢+5年ぐらい生きてきた気分なので

(私が精神的に大人びているという意味では全くない)

実年齢がとてつもなく若く感じます。

 

なぜそう思うようになったのか。

考えてみると

きっかけは子どもが産まれたこと。

自分のためだけでなく、子どもや夫のために生きているという実感があるからだと考えています。

そして、家族の未来が楽しみで仕方なくなっていて、

数年後の自分が全く想像つかなくなっているから。

 

息子は日ごとに

出来ることが増えて、話す言葉が増えて、

驚かされる毎日です。

産まれてまだ数年の小さな人間と

毎日真剣に向き合って生きることが

こんなにも奥深く、学びが多く、自分の価値観をがらりと変えてしまうような出来事だったとは。

そしてこんなにも動物的に?真っ直ぐに人に求められて、

子どもからの愛を毎日バシバシと感じる経験ができているなんて。

 

そんな存在と向き合う私たち夫婦の経験値や学び、気づきは日々うなぎ登りに増えて

多くの悩みや迷い、衝突を乗り越えながら

夫婦としての結びつきがより強くなってきていると感じています。

 

以前の私よりも今の自分が何倍も好きだと自信を持って言える。

ここ数年は本当に分厚い日々で、人生で今が一番充実していると言える。

私が子供を産む前には想像がつかなかった世界が広がって

まだまだ未来は未知数だなと感じる。

 

子どもが産まれてから

まだたったの数年だけど、

今までとは全く違うものの見方をできるようになって

数えきれない悩みや失敗を乗り越えた経験がある。

来年、再来年、もっと先の私はどうなっていくのか、

想像つかない。

ただ、どう考えても一皮も二皮も剥けた

自分になっているだろうということは分かる。

 

そんな風に見える世界が変化したら

周囲からの目や"一般的"や"常識"が気にならなくなって、

可能性は無限大だと

未来がただただ楽しみになり、

歳をとるのも悪くないな、と思うようになりました。

 

つまり、

他人軸から自分軸で生きられるようになったのだと思います。

 

 

少し話が変わりますが

だいぶ前に女優の萬田久子さんがテレビで言っていてすごく印象的だった言葉がありました。

 

「年齢はただの背番号」

この言葉がすごく好きです。

 

年齢はただの数字でしかない。

○○歳までに

結婚しないと、

仕事で役職に就いておかないと、

転職は35歳がリミット。とか。

 

年齢によって自分に多くのことを縛っていたと感じる過去。

でも、年齢はただの数字でしかないなら

変化するタイミングを年齢で早い遅いと決める必要はないと思えました。

 

年齢を重ねることはレベルアップした!とでも

思っておくと気持ちが上がりそうです。

 

次のレベル1UPを楽しみに、

日々試行錯誤し続けたいと思います。